日本血液学会関東甲信越地方会

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日本血液学会

代表挨拶

代表挨拶

日本血液学会関東甲信越地方会 代表 千葉 滋

2020年10月から関東甲信越地方会の代表を務めさせていただくことになりました、筑波大学の千葉滋です。

日本血液学会の関東甲信越地方会が組織として誕生して6年経ち、第12回地方会が開催されようとしていた矢先に、武漢にはじまった新型コロナウィルス感染症に世界は席巻されました。若手医師の貴重な発表の場であり症例経験を共有する場でもある地方会は、3月の第12回に続き7月の第13回も見送られました。10月の年次学術集会も参加者のほとんどが京都の会場に足を運べず、webを中心とする開催となっています。ただ、かすかに光が見えています。感染の終息は未だ見通せないものの、医療者はこの感染症への対応法を会得しつつあり、社会も日常を取り戻す試みを始めています。

本会もまずは地方会が再開され、若手医師に学会発表の機会が提供されないといけません。第14回は必ず開催されるよう準備が進められています。さらに昨年夏に第1回目が開催された学生・研修医向けのセミナーも、新型コロナウィルス感染症の動向を見ながら再開を目指したいと思います。血液内科を目指す仲間を増やすためにも重要な取り組みになると思います。一方、地方会組織を活かして臨床研究を活発化することも当初から本会の目標の一つとされてきましたが、これまで具体化されてきませんでした。今期は形づくりをしていきたいと思います。

地方会組織の運営については、すでに強力な基盤が形成されています。これは、初代・木崎昌弘代表の時代にまず会則が定まり役員選出など運営方法が透明化されたこと、2代・三谷絹子代表の時代に財務が安定化し運営が軌道に乗ったこと、3代・小松則夫代表の時代に安定した財務を基盤に事務局機能が外部業者に委託され、より効率的な運営が可能になったこと、などによるものです。この間に優秀演題賞や奨励賞を創設して地方会での優秀発表者に授与するなど、少しずつ工夫が凝らされてきました。

地方会は、会員の皆様の身近な存在であるべきものです。うまく活用していただければ幸いです。ご意見がありましたら、お知り合いの幹事の先生を通じてでも、直接事務局にご連絡いただくでも結構ですので、是非お寄せください。副代表を務めていただく臼杵憲祐先生はじめ、運営委員会や幹事メンバーとともにより良い会になるよう務めていきますので、よろしくお願い申し上げます。

2020年10月12日

日本血液学会関東甲信越地方会
代表 千葉 滋